学会ニュース2025-238(0117)【 ヨーロッパの日本製フェリー 】(補足)
2000年代初頭に三菱下関で造られたP&Oの3隻ですが、
イギリスの雑誌「SHIPS MONTHLY」の2025年12月号(表紙添付)に詳細なレポートが
載っていました。3隻の建造経緯、ヨーロッパまで10,000海里に及ぶ回航、以後の変遷や主な
改修に関する話題が詳しく記載されていました。
関連して、見た目は同じ姉妹船ですが、要目が其々異なることが判明しました。
第2船「European Ambassador」(現「Stena Nordica」)
見た目は同じですが、就航航路の対応で設計条件の長さ、幅、主機等が異なり、下記の
シップ・オブ・ザ・イアー2000の準賞受賞となりました。
また、このことから、早期に売船され、他2船と異なる経緯となったようです。
第3船「European Highlander」
第1船とほぼ同型ですが、長さが3.5m程長くなって、救命ボートが片舷1隻増えています。
これによって積載効率の他、推進効率がよくなったそうです(主機は同じ)。
Ship Of The Year’00 選定内容の詳細(該当部分以外は省略)
準 賞 「EUROPEAN AMBASSADOR」
準賞のイギリスのフェリー「EUROPEAN AMBASSADOR」はヨーロッパの新しい安全基準を
クリアした国際レベルの船で、デザインも美しく多くの評価を得た。なお応募作品として
もう一隻のほぼ姉妹船「EUROPEAN CAUSEWAY」が加わっていたが、多少内容が充実している
新しい「EUROPEAN AMBASSADOR」一隻のみを準賞の対象とした。
| 2001年4月 Ship of the Year’00 選考委員長 柳原 良平 |