5月21日の夜、読売テレビのザ・世界仰天ニュースで「セウォル号の真実」という2時間番組が放映されました。船の構造の説明の間違いや、直接の原因ではない出港時の霧の問題が過剰に強調されたり、大傾斜状態を転覆と表現したりと、船の専門家からすると違和感のあるシナリオではありましたが、同船の海難の原因が理解できる貴重な番組でした。
過積載を隠ぺいするためのバラスト水の排出、車両の固縛不良による荷崩れによる復原力不足の状態においての操舵が原因であり、大傾斜したもののある程度の時間浮いていて救助時間があったにもかかわらず、船員の非常時対応のまずさ、避難誘導をしなかったこと、そして救助に当たった韓国当局の能力不足が重なって288名もの犠牲者を出すに至ったとのことのようです。
まだ、正式な海難事故報告書が公表されていないとも聞いており、各種の証言、裁判記録等をベースとした番組でしたが、ある程度の原因を知ることのできる番組でした。
事務局長 池田良穂