昨日、JR九州が子会社JR九州高速船が博多~釜山航路に運航していたトリマラン型高速旅客船「クイーンビートル」の運航を断念すると公表しました。
同船は、昨年来、船首区画への軽度の浸水事故を繰り返していましたが、自社判断で対応策を講じて運航していましたが、監督官庁への報告を怠って運航を続けたことが問題視され、マスコミのバッシングにさらされて、ついに事業廃止にまで追い込まれました。
筆者は、JR九州からの依頼で、この船首区画の浸水における危険性の評価、建造所による改修工事の提案について妥当性の見解を求められ、船首区画であることから安全性、堪航性にも問題はなく、原因である船首右舷側のスポット溶接をなくすることで十分な安全性が維持できるとの見解を伝えましたが、JR九州では、それでも継続的な運航には不安が残るとの結論に達して、航路閉鎖へと決断したようです。日韓航路が減ったことは、誠に残念です。どこか、同船を使った航路再開をしてくれるフェリー会社が現われると嬉しいのですが。
事務局長 池田良穂
