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以下沼田様から↓

P&Oのストラスモア
(STRATHMORE)の1930年代後半の地中海クルーズの様子を映し出したカラー映像をYouTubeで見つけたので紹介します。
https://www.youtube.com/watch?v=aPTGpCuC3MY

ストラスモアは1935年9月にビッカーズ・アームストロング、バロー
(Vickers-Armstrongs Ltd,
Barrow)で建造された23,428総㌧、全長202㍍の豪州航路の客船でした。
同じ造船所で造られたストラスエデン(STRATHEDEN)とストラスアラン(STRATHALLAN)2隻の姉妹船がいました。

本船に限らずP&Oの豪州航路の客船は、船が快適になってきた1890年代後半からロンドンを基点に地中海クルーズや北欧クルーズに時折就航していました。
ストラスモアはクルーズ船として就航することも視野に入れて建造されたため1等と2等客室だけで、移民居住区となる3等客室は設置されていませんでした。

コダック社とドイツのアグファ社がほぼ同時期にカラー映像フィルムを開発して、1937年以降カラー映像が少しずつ普及してきました。
手元の資料によると、ストラスモアの1939年の夏期ロンドン基点地中海クルーズはアレキサンドリアを経てポートサイドまで巡るクルーズで、映像に出てくる寄港地と一致していないため、このクルーズは1937年〜1938年の夏期クルーズの様子を映し出していると思われます。
船内の様子は僅かしか映し出されていませんが、男性の全乗客がディナージャケットを着用しているので、それなりの富裕層たちが乗船していることが垣間見られます。

ストラスモアは1963年8月まで豪州航路に就航。
その後ギリシャの船社に売却された後、1969年6月にスペインで解体されています。

沼田 雷介

カテゴリー: 学会ニュース

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