団体会員のBV(ビューロ・ベリタス)からニュースレターをいただきましたので、お届けします。船舶の国際規則等の審議状況や、LNG燃料に関するレポートなどをお読みいただけます。

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BUREAU VERITAS Marine & Offshore News Letter

お客様各位

―INDEX―

  1. BV SOLUTIONS M&O部門のウェブサイトをリニューアル
  2. IMO MEPC 75 (第75回 海洋環境保護委員会)開催議事録
  3. IMO MSC 102 (第102回 海洋安全委員会)開催議事録
  4. TECHNOLOGY REPORT #08 -BUNKERING FOR A MORE SUSTAINABLE FUTURE - の発行
  5. ウェブマガジン “VERISTARMAG” 2020年11号の発行
  6. 2020冬季休業のお知らせ
  7. BV SOLUTIONS M&O部門のウェブサイトをリニューアル ビューローベリタスの技術支援サービスを提供しているBV SOLUTIONS M&O部門のウェブサイトをリニューアルいたしました。個々のプロジェクトに特化した要望にお応えするための技術的ソリューションやその事例を紹介しています。ぜひご覧ください。

>>>リニューアルしたBV SOLUTIONS M&O部門のウェブサイトはこちら

  1. IMO MEPC 75 (第75回 海洋環境保護委員会)開催議事録 11月16-20日にかけてMEPC 75 (第75回 海洋環境保護委員会)がリモート開催されました。
    主な審議内容は以下のとおりです。 <採択された内容> ●Res MEPC 324(75) : MARPOL Avvex VI の改正
    -以下の船舶はフェーズ3の適用を2022年へ前倒し(本議事録の付属書I : 適用年と削減率の一覧表を参照)コンテナ船、一般貨物船、LNG運搬船、クルーズ客船、15,000DWT以上のガス運搬船
    - EEDI値の報告手法(新規則)
    - MEPC.1/Circ.882で2019年中に早期適用された2、14、18各規則および関連Appendixの正式改正
    ●Res MEPC 325(75) : バラスト水処理装置搭載時の、ガイドラインに基づくコミッショニングテスト実施の義務化:(2022年6月より適用)
    ●Res MEPC 326(75) : 船舶で使用された燃料油に含まれる硫黄平均含有量のモニタリングに関するガイドライン
    ●Res MEPC 327(75) : 温室効果ガス排出量削減のための自主的な国家行動計画の策定をIMO加盟国に奨励 <承認され、MEPC76で採択される予定の内容> ●国際航海をする船舶からの炭素排出量削減のために義務化する目標指向型の対策に関連したMARPOL Annex VI 改正案ドラフト(詳しい内容は本議事録の付属書2参照)
    ●シブトリンを含む船底塗料の2022年7月以降の新規使用を禁止、既存船については除去措置等の 期限を設けるAFS条約の改正案ドラフト
    ●南極海に加え、北極海における燃料としてのHFOの搭載と使用の禁止に関する
    MARPOL Annex I 第9章改正案ドラフト
    ●無人非自航型バージの証書発行要件の緩和についてのMARPOL Annex I, IV, VI 改正案ドラフト <その他の承認されたサーキュラー> ●バラスト水管理
  • (BWM.2/Circ70/Rev.1) バラスト水処理装置コミッショニングテストの改正指針
  • (BWM.2/Circ42/Rev.2) コミッショニングテストのためのサンプル取水と分析に関するガイダンス改正案
    ● IBC code 関連
  • (MSC-MEPC.5/Cir.7/Rev.1) IBCコード第17章、第18章での製品の再評価に伴う既存証書の置き換え時期についての改正ガイダンス
  • (PPR.1/Cir.9) IBCコード16.6.1及び16.6.2の要件(ヒーティング設備使用禁止など)をアクリル酸メチル、メタクリル酸メチルにも適用するIBCコード改正
  • (PPR.1/Cir.10) MEPC.2/Circ のリスト2と3に記載されている製品の再評価
    ● (MEPC.1/Circ.889) 船上で使用する燃料油の船上サンプリングに関する2020年ガイドライン <温室効果ガス排出量削減対策について> ●第4次 IMO GHG Study 2020(調査報告書)の承認
    ●短期的な戦略において、各国、特に途上国における包括的な影響評価を実施する必要との認識を共有
    ●炭素排出量削減のための技術ガイドラインを策定する上で、義務的要件と推奨事項を明確にする必要との認識を共有
    ●メタンスリップ、VOC(揮発性有機化合物)排出の削減、低炭素燃料またはカーボンフリー燃料の導入なども議題に上る

>>>その他の点も含め、MEPC75議事録はこちら

  1. IMO MSC 102(102回 海洋安全委員会)開催議事録 11月4-11日にかけて、MSC 102(第102回 海洋安全委員会)がリモート開催されました。主な審議内容は以下のとおりです。 <採択された主な内容> ●(MSC.474 (102)) SOLAS第II-1章 :曳航装置や係留装置の設計やメンテナンスについて新設ガイドラインを適用 /水密性に関わる改正
    ●(MSC.429 (98) Rev.1) SOLAS第II-1章 :区画と損傷時復原性に関する注釈の改正
    ●(Res MSC.475 (102)) IGFコード :圧力逃がし装置設置の対象からタンクコファダムを除外 / 燃料準備室に固定式消火装置の要求追加 /燃料タンクの溶接部引張試験に関する項目の改正
    ●(Res MSC.476 (102)) IGCコード :貨物タンクやプロセス用圧力容器の溶接部引張試験に関する項目の改正
    ●(Res MSC.477 (102)) IMDGコード :第40回改正 (2022年6月1日適用) <承認され、次回MSC103で採択される予定の内容> ● ばら積貨物船とタンカー以外の船舶で、複数の貨物倉を有する貨物船に水面探知器の設置を義務付け
    ● 二重船側油タンカーの初回更新検査時の板厚計測対象箇所について(疑わしい箇所のみで十分)
    ● 貨物船の水密扉に関する1988国際満載喫水線条約27(13)(a)規則、および関連するIBCコード、IGCコードの改正
    ● 貨物船及び旅客船のキャビンバルコニーに対し個別識別可能な火災探知機を備える場合の故障分離要件に関するFSSコードの改正
    ● フリーフォール救命艇の穏やかな水面における5ノットでの強度試験の免除について SOLAS条約、LSAコードの改正 <承認された主なサーキュラー> ● (MSC.1/Circ.1619) IMDGコードの第40回改正を含む危険物を運送する船舶の緊急対応手順(EmS Guide)
    ● (MSC.1/Circ.1620) 係船設備の設計や選定に関するガイドライン
    ● (MSC.1/Circ.1621) 係船設備の検査やメンテナンスに関するガイドライン
    ● (MSC.1/Circ.1622) メタノールやエタノールを燃料とする船舶の建造に関する暫定ガイドライン
    ● (MSC.1/Circ.1623) IGCコードやIGFコードで定められた極低温で使用される材料要件に適合しない代替金属材料の評価や承認に関するガイドライン
    ● (MSC.1/Circ.1599/Rev.1) 極低温で使用する貨物タンクおよび燃料タンクに高マンガンオーステナイト鋼を採用する場合の設計や構造に関する暫定ガイドラインの改正
    ● (MSC.1/Circ.1624) 貨物の積付けと固縛に関する安全実施規則(CSSコード)付属書13の適用対象についての改正
    ● (MSC.1/Circ.1353/Rev.2) 貨物固縛マニュアルの作成についてのガイドラインの改正
    ● (MSC.1/Circ.1628)第二世代非損傷時復原性基準の暫定ガイドライン
    ● (MSC.1/Circ.1629~1634) 救命設備に関する型式試験報告書の改正 <承認された主な統一解釈> ● (Circular MSC.1/Circ.1626) IGCコード :溶接、ガス燃料配管の外側のダクト、貨物サンプリング、貨物フィルター、貨物配管用断熱材、バルブの型式テスト要件、他多項目(議事録Page.8参照)
    ● (Circular MSC.1/Circ.1627) IMDGコード :“救命設備”の対象を明確化(救命浮環、船首部の救命いかだ、いかだの側に備えたライフジャケット、イマーションスーツは含まない)
    ● (MSC.1/Circ.1635) SOLAS条約II-2章 :旅客船の“居住区域にある調理器具のない独立したパントリー”の定義の明確化

>>>その他の点も含め、MSC102議事録はこちら

  1. TECHNOLOGY REPORT #08
    BUNKERING FOR A MORE SUSTAINABLE FUTURE ー の発行 低炭素社会への移行が求められるなか、ビューローベリタスはLNGを燃料とする海上輸送とLNGバンカリングの課題を理解し対処するため、海運・造船業界の皆様と緊密に協力してきました。LNGバリューチェーン全体にまたがる我々独自のポジションにより、LNG燃料船およびLNGバンカリング船の開発に積極的に参画してきた知見と実績をテクノロジーレポートとしてこのたびまとめました。

LNGバンカリング作業における標準的なリスク評価方法に加えて、Partial Fillingや SIMOPSに関連する追加的なリスクについて考察し、ケーススタディとして、世界初のメンブレン燃料タンクを搭載した世界最大級のLNG燃料コンテナ船「CMA CGM JACQUES SAADE」およびそれにLNG燃料を供給する世界初のメンブレンカーゴタンクLNGバンカリング船「GAS AGILITY」を紹介します。

>>>TECHNOLOGY REPORT #08 – BUNKERING FOR A MORE SUSTAINABLE FUTURE - のダウンロードはこちら

  1. ウェブマガジン “VERISTARMAG” 2020年11号の発行 ウェブマガジン “VERISTARMAG” 2020年11月号が発行されました。最新の海運業界の動向を紹介していますので、ぜひご一読ください。

<主な掲載内容>
・ Cyber security システムを構築するのに必要なプレイヤーとは
・ 複合材料によるプロペラの利点とビューローベリタスのサポート
・ IHM (Inventory of Hazardous Materials)の期限内の船上搭載完了に向けて
・ その他

>>>ウェブマガジン “VERISTARMAG” 2020年11月号はこちら

  1. 2020冬季休業のお知らせ ビューローベリタス船級部門(横浜本社及び神戸事務所)は、2020年12月29日(火)から2021年1月3日(日)まで冬季休業いたします。ご不便をお掛けしますが、よろしくお願い申し上げます。 本メールに関するご質問、ご意見等ございましたら弊船級 横浜事務所 名雪(なゆき)までお知らせください。 ご不明な点やご質問などございましたら、お気軽にご相談ください。

お問い合わせ先:
ビューローベリタスジャパン株式会社 船級部門

〒231-0021 神奈川県横浜市中区日本大通7 日本大通7ビル8F
TEL:[a:tel:045-641-4218]045-641-4218 FAX:045-641-4257

〒650-0033 兵庫県神戸市中央区江戸町93 栄光ビル6F
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