会員からの声

 先日お届けした会誌Cruise & Ferry No.21の記事に対するご意見を大河原会員からいただきましたので、ご披露させていただきます。

■さて、送られてきた「Cruise&Ferry」(2018年4月号)の論説を拝読いたしました。

ここでご記載の「日本籍カジュアルクルーズを実現するファンド」
の立ち上げについて、強く賛同いたします。

池田先生が何年にも渡って海外のクルーズ産業を紹介し、
日本の海事クラスターの発展を願って「日本籍」による
カジュアルクルーズを提案されてきたことは、
学会のメンバーに限らず広く関係者には周知されております。

いよいよこの学会が実現に向けて具体的な行動を促していく
タイミングなのではないでしょうか。

学会に参加する企業や会員は、思いはあってもなかなか
現業にしばられて自ら思い切ってリソースを割いてまで
研究や活動を進め辛い状況にあるのだろうと思います。

学会が、アカデミックな立場から勉強会を立ち上げ、
「日本籍カジュアルクルーズを実現するファンド」への
横断的なはたらきかけがあれば、山が動くのではないかと思います。

会員メンバーは正に各部門のプロフェッショナルであり、
日本の海事クラスターの主要企業です。

こうしたメンバーの中で、
「日本籍カジュアルクルーズを実現するファンド」
の立ち上げに関心のある方々と、
「本当に実現するための議論」をしたいと思います。

主な議論内容は、

 ・事業概要
 ・需要予測
 ・収益予測
 ・ビジネスモデル
 ・設備投資(主に船舶)
 ・資金計画(制度活用等含む)
 ・運航・運用体制

などとなり、これらにリアリティが持てれば
いよいよそのあとは、勉強会の手を離れ、
実際の「ファンド」立ち上げへとローンチされていきます。

日本の観光産業は訪日需要という背景の力も受けて
2020年、2030年と伸びると見込まれている産業です。

海事クラスターもこれまでと同様に「B to B」での発展が
重要ですが、今後の発展の伸びシロのひとつとして
「B to C」領域は魅力的な分野だと考えます。

客船事業は、四方を海に囲まれ、まだまだ未開発の
数多くの離島を持つ日本にとって、
観光産業にとっても、海事産業にとっても有望市場です。

記念集会の当日、講演の情報交換や懇親会などで
こんな議論に興味を持つ方などがいらっしゃるようならば
是非ご紹介ください。

1社でも2社でも、小さいところからでも始めていきたいと思います。
その場合は私はこれまでの自らの勉強や調査・企業インタビュー経験も活かし
勉強会事務局的な役割も果たしたいと思っております。

以上、このGWに会員誌を手に思うままを述べましたが
いずれにいたしましても先生の構想が実現されることを願っております。

個人会員:大河原宏

沖縄奄美クルーズ事業開発合同会社ホームページ
https://www.okinawacruises.com/

カテゴリー: 学会ニュース

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