ダイヤモンドプリンセスの新コロナウィルス船内感染について、時系列としてその経過を簡単にまとめましたので添付いたします。まだ、完全には完成はしていない状況ですが、乗客の隔離がほぼ終了段階に入りましたので学会としてのまとめに入るためのたたき台として作成しました。
 ポイントは、香港で下船した乗客が感染したことがわかってから、船内での乗客の隔離が始まるまでに14日間を要していることです。もし感染源が、この一人だとしても、1人が1.6人弱に感染させたとすると鼠算式に感染者は増えていき、14日で600人超となります。
 五月雨式にウィルスチェックをしているので、遅くまで感染者判明数がでてきていますが、すべてがこの14日間での感染拡大者とすれば、横浜での船室隔離で感染は抑えられたということなのでしょう。たとえば、下船者の感染が判明した8日目に隔離ができていれば感染者は約40名で
収まっていたことになります。
 隔離のタイミングと隔離施設が大事なことがわかります。学会でも、今後、調査研究を
進めていきます。

ダイヤモンドプリンセスの足取り
                             事務局長 池田良穂

カテゴリー: 学会ニュース

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